22日にCDデビューするKAT―TUNが、
世界進出に意欲を見せた。
21日にデビューシングル「Real Face」が
初回出荷100万枚を記録したことが明らかに。
新人としては異例のミリオン出荷、
同時発売するアルバムは70万枚、
DVDは50万枚を出荷。
新人としてチャート3冠が見えた6人は王JAPANの戦いぶりに感激。
次はオレたちも世界を目指す―。
荒ぶる6人の目は日本からアジア、世界に向いている。
王JAPANの世界一が刺激になった。
野球少年だった亀梨和也(20)は、MVPに輝いた松坂大輔と同じ、
東京・江戸川区のリトルリーグ出身。
「投手リレーをはじめ、選手全員が一つになった。感激しました。
日本国民の誇りです」と言い切った。
次はオレたちも―。世界進出に思いをはせた。
実力はある。デビューシングル「Real―」が初回出荷100万枚を記録した。
事務所先輩のKinKi Kidsのデビュー曲「硝子の少年」(97年)に並ぶ、異例のロケットスタート。22日のデビューを前に、日の丸戦士並みの歴史を刻んだ。
実売も驚異的だ。都内の小売店では、入荷した20日夕から販売スタート。すでに3~4割を売り切った店もあるという。
渋谷のレコード店には行列もできた。発売元では「購買層に40代女性が目立ち、幅広い世代から支持を集めている」と説明。“オヤジ世代”を巻き込み、185万枚を売り上げた亀梨のユニット「修二と彰」のシングル「青春アミーゴ」と同じ現象を呼んでいる。
「Real―」もダブルミリオンが射程圏に入った。
世界を目指すという目標は、現実味を帯びている。
日本での人気を受け、海外公演の計画も進んでいる。
すでに台湾では、亀梨と赤西仁(21)が出演した日テレ系ドラマ
「ごくせん」の放送をきっかけにKAT―TUNが大ブレーク。
韓国でも高視聴率を記録した。欧米でも放送され、人気は海を越えて拡大中だ。
6人はこの日、都内のレコード店で会見。
店頭に並ぶ初めてのCDを手に取り、じっくり眺める場面もあった。
田口淳之介(20)は「CDが売れない時代に、
音楽業界の活気を取り戻すきっかけになればいい」と、
音楽界のけん引役となることを誓った。
デビューの22日より1日早いこの日に、桜の開花宣言。
亀梨は「桜と一緒に、KAT―TUNも開花していきたい」と力を込めた。
デビューロードは、世界に通じている。
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